エクスプローラーからドライブが消えた。ディスクの管理を開いたら「未割り当て」と出ている。パーティション復元が必要な場面では、焦って操作を重ねるほどデータは戻りにくくなります。
この記事では、Windows 11の標準機能で状態を確かめるところから、消えたパーティションのデータを復元する手順までを紹介します。
パーティションが消える・認識できなくなる主な原因
パーティションが見えなくなる原因は、操作のミスから機器の不調まで幅があり、どれに当たるかでパーティション復元の進め方が変わります。
パーティションをフォーマットした
Microsoftのformatコマンドの説明では、クイックフォーマットは以前のファイル テーブルとルート ディレクトリを削除するとされています。完全フォーマット(クイックではない通常のフォーマット)は、Windows Vista以降ではディスク全体に0を書き込みます。そのあとにデータを取り戻すのはかなり難しくなります。
パーティションテーブルが破損した
ディスクの先頭には、どこからどこまでがどのパーティションかを記録した表があり、形式にはMBRとGPTの2種類があります。この表が壊れると、中のデータが無事でもWindowsはパーティションを見つけられません。GPTはこの表の控えを別の場所に持っています。
HDD・SSDの接続やディスクに問題がある
外付けHDDは、ケーブルの不良やUSBポートの電力不足でも認識されなくなります。ディスク自体が故障していると、別のPCにつないでも表示されないことがあります。
システムや操作上のトラブル
ディスクの管理やコマンドで、別のディスクのパーティションを誤って削除してしまう例があります。クローン作業の途中で電源が切れたときも、パーティションの情報が崩れることがあります。
パーティションを復元する方法
ここではWindows 11に入っている機能で状態を確かめてから、パーティション復元に進む手順を紹介します。
Windowsの「ディスクの管理」で状態を確認する
スタートボタンを右クリックして「ディスクの管理」を選びます。[Windows]キーと[R]キーを同時に押して「diskmgmt.msc」と入力しても開けます。
開いたら、対象のディスクに何と表示されているかを見ます。
「オフライン」と出ているときは、ディスクを右クリックして「オンライン」を選ぶと使えるようになることがあります。
「初期化されていません」は、ディスクに有効な署名がない状態です。初期化すると新しい情報が書き込まれるので、データが残っているなら先に復元を試してください。
ドライブ文字がないパーティションはエクスプローラーに出てきません。ボリュームを右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」で文字を割り当てます。
「未割り当て」や「RAW」と表示されたときの対処として、Microsoftは新しいボリュームの作成やフォーマットを案内しています。ただし、これはディスクが空だと分かっている場合の手順です。データを取り戻したいときは実行しないでください。
コマンドを使ってパーティションを確認・修復する
コマンドでもディスクとパーティションの状態を確かめられます。スタートボタンを右クリックして「ターミナル(管理者)」を開き、次の順に入力します。
diskpart
list disk
select disk 1
list partition
list volume
「select disk」の数字は、list diskで表示された容量を見て対象のディスクの番号に置き換えます。ドライブ文字がないだけなら、list volumeで対象のボリュームの番号を確かめ、「select volume 3」のように選んでから「assign letter=E」と入力します。文字が割り当てられ、エクスプローラーから開けるようになります。
ファイルシステムの軽い不具合には、chkdskを使います。「chkdsk E: /f」でエラーを修正し、「/r」を付けると不良セクターを探して読める情報を回復します。何も付けずに実行すれば、状態を表示するだけでディスクは書き換えません。/fと/rはディスクに書き込みを行うので、残したいデータがあるときは、先に復元ソフトでデータを取り出してから使ってください。
ただ、パーティションの復元コマンドとして使えるものは、Microsoftが公開しているdiskpartのコマンド一覧には見当たりません。diskpartとchkdskは状態の確認と修復のための道具なので、パーティションそのものが消えている場合は次の復元ソフトを使います。
無料のデータ復元ソフト「4DDiG」で失われたパーティションのデータを復元する
パーティションが見えなくなっても、中のデータが失われたとは限りません。ドライブ文字の割り当てで戻らないときや、chkdskで修復する前にデータを取り出しておきたいときは、「Tenorshare 4DDiG」で消えたパーティションのデータを探します。
4DDiGはPCの内蔵ドライブに加え、USBメモリやSDカード、外付けのHDDやSSDにも対応しています。スキャンとプレビューは無料で使え、無料版で復元できるデータ量は2GBまでです。
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4DDiGを起動すると失われたパーティションが表示されるので、それを選んでスキャンを始めます。スキャンの前に、探したいファイルの種類を選んでおくこともできます。
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スキャン結果一覧でファイルをプレビューします。
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プレビューで中身を確かめて「復元」を押し、保存先を選びます。保存先は、消えたパーティションとは別のドライブにしてください。
外付けHDDのパーティションを復元するときの注意点
フォーマットや初期化を繰り返さない
読めなくなったディスクをつなぐと、Windowsがフォーマットを求める画面を出すことがあります。ここでフォーマットを押すと、残っていた管理情報がさらに書き換わります。フォーマットや初期化を重ねるほど、パーティション復元の見込みは下がります。
新しいデータを書き込まない
消えたパーティションがあったディスクに、新しいファイルやパーティションを作らないでください。データの残っていた場所が上書きされると、復元ソフトでも見つけられなくなります。
コマンドを実行する前に対象ドライブを確認する
diskpartは、選んだディスクに対して入力した命令をそのまま実行します。list diskの容量とディスク番号を照らし合わせてから先へ進んでください。特にcleanは選んだディスクのパーティションの情報を消すコマンドで、clean allではすべてのセクターに0が書き込まれ、データは完全に消えます。
パーティション復元に関するよくある質問
クイックフォーマットのあと新しいデータを書き込んでいなければ、復元ソフトで見つかる可能性があります。パーティションのフォーマット復元を試すなら、そのディスクには何も保存しないでください。完全フォーマットのあとは、ソフトを使っても戻すのは難しいと考えてください。
Windowsに標準で入っているdiskpartとchkdskには、消えたパーティションを元に戻すコマンドが見当たりません。コマンドは状態の確認と軽い修復に使い、パーティション復元そのものは復元ソフトで試すことになります。
外付けHDDのデータ復旧フリーソフトを探しているなら、4DDiGの無料版を試せます。スキャンとプレビューは無料で、2GBまでのデータを復元できるので、まず目的のファイルが見つかるかを確かめてください。
ディスクの管理で、ディスクそのものが一覧にあるかを見ます。ディスクごと出てこないならケーブルやUSBポートを替え、ディスクは出ているのにパーティションが見えないならドライブ文字の割り当てを試してください。それでも開けなければ、復元ソフトでスキャンします。
まとめ
パーティションが消えたら、まずディスクの管理で状態を確かめて、フォーマットや初期化は避けてください。ドライブ文字の割り当てで戻らないときは、「Tenorshare 4DDiG」でパーティション復元を試せます。スキャンとプレビューは無料で、無料版でも2GBまでなら復元できます。