デジカメやスマホで使用しているSDカードから、大切な写真や動画が突然消えてしまった経験はありませんか?「間違えてフォーマットしてしまった」「読み込みができなくなった」というトラブルは、Macユーザーにとっても非常にストレスフルな事態です。
しかし、諦める必要はありません。信頼できるデータ復元ソフトを使用すれば、SDカードの復元を自力で、しかも無料で行うことが可能です。本記事では、Mac向けに特化したSDカード復元フリーソフトの決定版をご紹介します。
フリーソフトの評価基準について
Mac向けのSDカード復元フリーソフトを選ぶ際には、いくつかの重要な評価基準があります。適切なソフトウェアを選択することで、データ復元の成功率が大きく変わります。
macOSとの互換性
まず最も重要なのは、お使いのmacOSバージョンとの互換性です。最新のmacOS Tahoe 26やApple Silicon(M1/M2/M3/M4チップ)に対応しているかを確認しましょう。また、古いmacOSバージョンを使用している場合も、そのバージョンに対応したソフトウェアを選ぶ必要があります。
復元可能なファイル形式
SDカードには写真、動画、音楽、ドキュメントなど様々なファイルが保存されています。復元ソフトウェアが幅広いファイル形式(JPEG、PNG、RAW、MP4、MOV、PDF、Excelなど)に対応しているか確認することが重要です。
復元成功率とスキャン機能
復元ソフトウェアの品質を測る最も重要な指標は、実際のデータ復元成功率です。クイックスキャンとディープスキャンの両方を提供しているソフトは、より高い復元率を実現します。また、復元前にファイルをプレビューできる機能があると、必要なファイルを確実に復元できます。
使いやすさとユーザーインターフェース
専門知識がない初心者でも簡単に使えるインターフェースを持つソフトウェアを選ぶことをおすすめします。わかりやすいガイダンスやステップバイステップの手順が用意されているかを確認しましょう。
無料版の制限
完全無料のソフトウェアもありますが、多くの場合は無料版に制限があります。復元できるデータ量、復元可能なファイルタイプ、機能の制限などを事前に確認しておくことが大切です。
おすすめMac向けSDカード復元フリーソフト5選
それでは、Mac向けのSDカード復元フリーソフトのベスト5をご紹介します。それぞれのソフトウェアには独自の特徴と強みがありますので、ご自身のニーズに合ったものを選択してください。
第1位:4DDiG Mac Free-無制限データ復元が可能な最強ソフト
4DDiG Mac Freeは、Mac向けSDカード復元フリーソフトの中で最もおすすめできるソフトウェアです。株式会社Tenorshareが提供するこのソフトは、世界中で多くのユーザーに支持されています。
主な特徴
- 無料版で最大500MBまでのデータを復元可能
- 無制限でデータをスキャンし、プレビューが可能
- SDカード、外付けHDD、USBメモリなど幅広いストレージデバイスに対応
- 最新のmacOS Tahoe 26およびApple M4チップに完全対応
- 2000種類以上のファイル形式をサポート
- 高速スキャン機能と深層スキャン機能の両方を搭載
- 直感的で使いやすいユーザーインターフェース
- 復元前のプレビュー機能により、必要なファイルを確実に復元
使い方
-
4DDiG Free Macをインストールして起動した後、ホーム画面で「SDカード」を選択します。「スキャン」をクリックします。
-
しばらく待つと、SDカードから消したファイルが表示されます。復元前にプレビュー機能を提供します。写真、ビデオ、音楽、ドキュメントなど、さまざまなファイルをプレビューできます。
-
右下の「復元」をクリックし、復元したファイルの保存場所を選択して、MacローカルまたはGoogleドライブに保存します。
メリットとデメリット
長所
- データ復元率が非常に高い(業界トップクラス)
- 初心者でも簡単に使える直感的なインターフェース
- 復元前にファイルをプレビューできるため、無駄な復元を避けられる
- 日本語に完全対応
- カスタマーサポートが充実
短所
- 無料版では500MBまでの復元制限がある(500MB以上の復元には有料版が必要)
- 大容量データのスキャンには時間がかかる場合がある
第2位:TestDisk-パーティション修復に強いオープンソースソフト
TestDiskは、失われたパーティションの復元や起動不能になったディスクの修復に特化した、強力なデータ復元フリーソフトです。完全無料のオープンソースソフトウェアとして、Mac、Windows、Linuxなど、ほぼすべてのOSに対応しています。
主な特徴
- 完全無料で制限なく使用可能
- パーティションテーブルの修復に強い
- FAT、NTFS、HFS+、APFSなど多様なファイルシステムに対応
- 破損したブートセクタの修復が可能
- 削除されたパーティションからのデータコピーも実行可能
使い方
- TestDiskの公式サイトから、Mac OS X用のバージョンをダウンロードします
- ダウンロードしたファイルを解凍し、ターミナルを開きます
- ターミナルで「sudo testdisk」と入力して実行します
- 「No Log」を選択してEnterキーを押します
- 復元したいSDカードを選択し、パーティションテーブルのタイプを選択します(MacはEFI GPT)
- 「Analyze」を選択してスキャンを開始します
- 見つかったパーティションを確認し、必要なデータを復元します
メリットとデメリット
長所
- 完全無料で制限なし
- パーティションレベルでの修復が可能
- オープンソースで透明性が高い
- 多くのファイルシステムをサポート
短所
- コマンドラインインターフェースが中心で、初心者には操作が難しい
- GUIツールに比べて使いにくい
- 各オプションの意味を理解する必要がある
- 専門知識が必要な場面が多い
第3位:FonePaw-コストパフォーマンスに優れたデータ復元ソフト
FonePaw Mac Data Recoveryは、使いやすさと高い復元率を兼ね備えたデータ復元ソフトウェアです。シンプルなインターフェースで、初心者でも簡単にSDカードのデータを復元できます。
主な特徴
- 無料版でスキャンとプレビューが可能
- 1000種類以上のファイル形式に対応
- クイックスキャンとディープスキャンの2つのモードを搭載
- 写真、動画、ドキュメント、メールなど幅広いデータタイプに対応
- macOS 10.12以降に対応
- 直感的なユーザーインターフェース
使い方
- FonePaw Mac Data Recoveryをダウンロードしてインストールします
- SDカードをMacに接続し、ソフトウェアを起動します
- 復元したいファイルタイプとSDカードを選択します
- スキャンボタンをクリックしてスキャンを開始します
- スキャン結果を確認し、プレビュー機能で復元可能か確認します
- 復元したいファイルを選択し、復元ボタンをクリックします
メリットとデメリット
長所
- 非常に使いやすいインターフェース
- 復元率が高い
- フォーマット後のデータも復元可能
- 有料版の価格が他社と比べて安い
- カスタマーサポートが充実
短所
- 無料版では実際の復元ができない
- Mac側で削除したデータの復元が得意だが、カメラ側でフォーマットしたSDカードの復元は難しい場合がある
- 一部の高度な機能は有料版限定
第4位:Stellar Data Recovery for Mac-プロフェッショナル向けの高機能ソフト
Stellar Data Recovery for Macは、30年以上の歴史を持つデータ復元ソフトウェアの老舗が提供するMac向けソリューションです。高度な機能と信頼性の高さで、多くのプロフェッショナルに支持されています。
主な特徴
- 300種類以上のファイルタイプに対応
- ディープスキャン機能で徹底的にデータを探索
- 暗号化されたAPFSドライブからの復元に対応
- Time Machine、Fusion Drive、暗号化ドライブからも復元可能
- ディスクイメージ作成機能で安全にデータを復元
- Drive Monitor機能でドライブの健全性を監視
- 最新のmacOS Sequoia 15とM4チップに対応
使い方
- Stellar Data Recovery for Macをダウンロードしてインストールします
- SDカードをMacに接続し、ソフトウェアを起動します
- 「Select What to Recover」画面で復元したいデータタイプを選択します
- SDカードを選択し、スキャンボタンをクリックします
- スキャンが完了したら、ファイルをプレビューして確認します
- 復元したいファイルを選択し、保存先を指定して復元を実行します
メリットとデメリット
長所
- 非常に高い復元率
- 暗号化ドライブにも対応
- ディスクイメージ作成で安全なデータ復元が可能
- 写真や動画の修復機能も搭載(上位版)
- 30年以上の実績と信頼性
短所
- 無料版は1GBまでしか復元できない(ファイルサイズも100MB制限あり)
- 初心者には高機能すぎる面がある
- 価格が他のソフトと比べて高め
- ディープスキャンに時間がかかる
第5位:Disk Drill-多機能で使いやすいデータ復元ソフト
Disk Drillは、CleverFiles社が提供するMac向けデータ復元ソフトウェアです。優れたユーザーインターフェースと強力なスキャンアルゴリズムを組み合わせており、初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに対応しています。
主な特徴
- FAT、NTFS、HFS+、APFS、EXT2/3/4など多様なファイルシステムに対応
- クイックスキャンとディープスキャンを搭載
- 400種類以上のファイルタイプを復元可能
- レジューム機能でスキャンの中断・再開が可能
- ドライブのバイトレベルバックアップ機能
- 最新のmacOS Tahoe 26とApple M1-M5チップに対応
- 日本語インターフェース対応
使い方
- Disk Drillをダウンロードしてインストールします
- SDカードをMacに接続し、Disk Drillを起動します
- 利用可能なドライブのリストからSDカードを選択します
- 「Search for lost data」ボタンをクリックしてスキャンを開始します
- スキャン中でも見つかったファイルを確認できます
- 復元したいファイルを選択し、保存先を指定して復元します
メリットとデメリット
長所
- 非常に直感的で使いやすいインターフェース
- 多様なファイルシステムに対応
- スキャンの中断・再開が可能
- バイトレベルバックアップ機能が便利
- 定期的なアップデートで最新OSに対応
短所
- 無料版ではプレビューのみで復元できない
- 有料版の価格が比較的高い
- ディープスキャンに時間がかかる
- 一部のユーザーから復元率にばらつきがあるとの報告
| ソフトウェア名 | 無料版の復元制限 | 使いやすさ | 復元成功率 | 最新macOS対応 | 日本語対応 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4DDiG Mac Free | 500MBまで無料 | ![]() |
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✓ | ✓ | ![]() |
| TestDisk | 制限なし | ![]() |
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✓ | ✗ | ![]() |
| FonePaw | プレビューのみ | ![]() |
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✓ | ✓ | ![]() |
| Stellar Data Recovery | 1GBまで | ![]() |
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✓ | ✓ | ![]() |
| Disk Drill | プレビューのみ | ![]() |
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SDカードデータ復元成功率を高めるためのヒント
SDカードからのデータ復元を成功させるためには、以下の「3つの鉄則」を守ってください。
1. データ消失に気づいたら、すぐにSDカードの使用を停止する
これは最も重要なポイントです。データが削除されても、実際にはSDカードの記憶領域にデータが残っています。しかし、新しいデータを書き込むと、削除されたデータが上書きされてしまい、復元が不可能になります。データ消失に気づいたら、直ちにSDカードへの書き込みを停止し、できるだけ早く復元作業を開始しましょう。
2. 復元したデータは別の場所に保存する
データを復元する際は、必ず元のSDカードとは別の場所に保存してください。同じSDカードに復元しようとすると、復元作業中に他のデータが上書きされる可能性があります。外付けHDD、別のUSBメモリ、Mac本体のハードドライブなど、安全な場所を選択しましょう。
3. 書き込み禁止スイッチを活用する
SDカードの横にあるロックボタンをスライドさせ、データの不慮の上書きを防ぎましょう。
まとめ
本記事では、Mac向けのSDカード復元フリーソフトのベスト5と、データ復元を成功させるためのヒントをご紹介しました。
- 総合力と使いやすさなら:4DDiG Mac Free
- 知識があり無料無制限を貫くなら:TestDisk
- 最新OSとの互換性なら:Stellar Data Recovery
総合的に見て、4DDiG Mac Freeが最もおすすめできるソフトウェアです。
重要なのは、データ消失に気づいたら、できるだけ早く復元作業を開始することです。時間が経過するほど、また新しいデータを書き込むほど、復元の成功率は低下します。
そして何より、定期的なバックアップの習慣をつけることが、データを守る最善の方法です。大切な思い出や重要な仕事のデータを失わないために、今日からバックアップを始めましょう。



